下痢の原因
下痢の原因は小腸の運動が早まったり働きが落ちたりして、大腸の吸収できる限度以上の水分が大腸に送られることにより下痢が起きます。
下痢には急性と慢性があります。
急性の下痢は食べ過ぎや冷たいも物の摂り過ぎなどが原因ですが、しばらくすると治ります。
慢性の下痢の原因は寒さや暑さ、ストレス、疲労、食物アレルギーなどがあります。
細菌による感染症も下痢の原因になります、発熱や吐き気を伴いますのでこの場合は早めに病院で診てもらってください。
また便秘と下痢が交互に起こる場合ポリープやがん、過敏性腸症候群(IBS)などが疑われますので、やはり病院に行って原因を調べてください。
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下痢をともなう消化器系の病気
過敏性腸症候群(IBS)
過敏性腸症候群(IBS)は、慢性的なお腹の病気で、腹痛や下痢、便秘、ガス、腹部膨満感などの症状があり、日常生活に支障をきたすことが少なくありません。ストレスが原因によって起こることが多く、リラックスしているときは、起こりにくい病気です。性格的には几帳面で神経質な人、子供では大人のいうことに従順な、いわゆる「良い子」がなりやすいです。
大腸がん、大腸ポリープ
大腸がん、大腸ポリープは症状がでにくく、検査で見つかる例が多いのですが、便に血がついたり、便通の異常、腹痛も重要なサインです。ポリープやがんが通り道にできると、便秘や便が細くなる、あるいは下痢便が出たり、下痢と便秘を繰り返すことがあります。
大腸憩室症(だいちょうけいしつしょう)
大腸憩室症は管状になっている、臓器の一部が出っ張って袋状なったものです。炎症を起こしたり出血した場合は治療が必要ですが、そうでない場合はとくに治療の必要はありません。大腸憩室症は、腸にガスがたまりやすい人に見つかることがあります。
乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)
冷たい牛乳を飲むと、お腹がゴロゴロしたり下痢を起こすのが、乳糖不耐症です。体質的に乳糖を分解する酵素が、不足しているのが原因です。乳糖不耐症は消化不良などのために、下痢をしたのがきっかけで、腸が敏感になり発症することもあります。
クローン病
クローン病は小腸や大腸にただれや潰瘍ができる病気です、病変が腸の外側の層まで達して、ほかの部位と癒着(ゆちゃく)を起こすこともあります。免疫系の異常が原因といわれる難病で、10歳代後半から20歳代に発症することが多い慢性の病気です。下痢や腹痛、発熱、食欲不振がおもな症状です。
潰瘍性大腸炎
大腸の粘膜に炎症が起こり、広範囲にただれや潰瘍ができます。免疫系に異常が原因とされ、10歳代後半から50歳代の男性に多く見られます。下痢や腹痛が主な症状で、便に粘膜が混じったり血便が出ることが多く、発熱することもあります。
下痢の対策
下痢の対策としては腸内環境の改善がポイントになります。
下痢に効果効能があるサプリメント
サプリメント選びのワンポイント・アドバイス
- 梅の有効成分のカテギン酸は、下痢や便秘を改善してくれます
- 乳酸菌、納豆菌、ケフィアは腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を抑え腸内環境を整えてくれます。
- ビール酵母は植物繊維を豊富に含み、腸内環境を整えてくれます。
- オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサになり、善玉菌を増やしてくれます。
- 水溶性食物繊維は下痢とけいれん性便秘の両方に効果があります。リンゴ、バナナ、オクラなどに含まれるペクチンまたは海藻のフコイダン、コンニャクのグルコマンナンなどは水溶性食物繊維です。
サプリメント以外での予防改善
下痢の時は失われた水分を補給しないと脱水症状になりますので、白湯やお茶、スポーツドリンクなどで水分補給をしてください。
下痢のひどい時は絶食して回復してきたらおかゆやうどん、湯豆腐など消化の良い食品を摂るようにしてください。
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