アスタキサンチンの効果効能
アスタキサンチンは、カロテノイド群(ファイトケミカル)の一種で、天然の赤色色素です。アスタキサンチンはカロテノイドの中でも抗酸化力が強く、最近の研究でβーカロテン(ビタミンA)やビタミンEの100~1000倍の抗酸化力を持っていることが、判明しています。このためアスタキサンチンはLDL(悪玉)コレステロールの酸化を防ぐので、動脈硬化の予防効果や美肌効果が期待されます。アスタキサンチンはこの他に、眼精疲労や加齢性黄班変性症などから、目を保護する作用があります。
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アスタキサンチンの動脈硬化を防止する効果
アスタキサンチンの最大特徴は、その強い抗酸化力で、ビタミンEの約1000倍、βーカロテン(ビタミンA)の約100倍もあります。
人の体内では、食物をエネルギーに変える時に必ず活性酸素が発生しますし、紫外線を浴びても活性酸素がつくられます。この活性酸素がLDL(悪玉)コレステロールを酸化して、動脈硬化引き起こすのです。この動脈硬化は、脳卒中(脳血管障害)や心臓病など、生命に関わる重大な疾患の原因になるのです。
動脈硬化の仕組みは、活性酸素が酸化させた酸化LDL(悪玉)コレステロールを、マクロファージ(白血球の一種)が食べて、泡沫細胞になります。この泡沫細胞が動脈の壁に蓄積されることで、血管が狭くなり、弾力もなくなり、動脈が硬化するのです。
アスタキサンチンは強い抗酸化力で、この活性酸素を消去して、動脈硬化を防いでくれるのです。
アスタキサンチンの加齢性黄班変性症への効果
目がものを見る時に重要な部分は、眼球の裏側にある「黄班部」というところです。色が黄色いので、黄班という名前が付いています。黄班部は色や形を識別する場所で、目の中で一番カロテノイドが集まっている部分でもあります。おそらく大事な部分なので、カロテノイドが集まっていると、考えられています。
しかし年齢とともに、黄班部が活性酸素によって酸化が進み、徐々に視力が衰えてきます。これが加齢性黄班変性症です。
そこでアスタキサンチンによって、黄班部の酸化を防ぐにではないかと考え、1日10mgのアスタキサンチンを加齢性黄班変性症の人に摂取してもらう実験が、約3ヶ月行われました。その結果、黄班部の変性の改善がみられました。
このようにアスタキサンチンには、加齢性黄班変性症を防ぐ効果が期待できるのです。
この他アスタキサンチン強い抗酸化作用により、ストレスによる免疫力の低下防止や、糖尿病による血管障害や神経障害などの合併症を予防する効果が期待できます。
改善が期待できる症状
アスタキサンチンを含む食品
サケ エビ カニ イクラ タイ
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アスタキサンチンの飲み方
1日1mgを食後に服用してください、脂溶性などで食事は油を使った物を食べてください。