-ドライマウス(口腔乾燥症)の原因と治療-


ドライマウス(口腔乾燥症)の原因と治療

ドライマウス(口腔乾燥症)の原因

唾液は、耳の下や舌の下にある唾液腺などから、1日に1.5~2リットル分泌されます。この唾液腺に異常が起き、唾液が少なくなるのが「ドライマウス」です。

原因は様々ですが、最も多いのは「薬の副作用」で、患者のほぼ半数にみられます。抗アレルギー薬や降圧剤、抗うつ剤などには唾液の分泌を抑える作用があるからです。

涙や唾液が出にくくなる疾患「シェーグレン症候群」も原因として多いです。本来は病原体を退治する免疫細胞が、誤って唾液腺を異物として攻撃する自己免疫疾患です。

糖尿病や腎臓病が原因で起きることもあるほか、顔や口のがんで放射線治療を受けて唾液腺が破壊された場合や、強いストレスも一因となります。

ドライマウスが問題なのは、症状が続くと歯周病、虫歯、口臭の原因になるからです。舌がヒリヒリし、味覚に異常を来すこともあります。唾液は、口の中の殺菌や歯の修復(再石灰化)など大切な働きを持っているからだです。

ドライマウスは、唾液検査に、薬の服用状況などを総合して診断します。唾液検査はガムを10分間かみ続け、出た唾液の量を測り、10cc以下だとドライマウスが疑われます。


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ドライマウス(口腔乾燥症)の治療

治療は、原因を特定し、除去するのが原則です。薬の副作用なら、薬を変えるか、量を減らします。シェーグレン症候群の場合、根治治療ができないため、口腔内を清潔に保ち、乾燥を防ぐことが重要になります。

最近は、保湿や粘膜の再生を促す作用を持つジェルやスプレーなどの口腔ケア商品が登場しています。

ドライマウスの患者30人(平均年齢62歳)に、市販の口腔ケアのジェルを就寝前に口の中の粘膜に塗ったところ、2週間後、患者の83%が症状が緩和しました。特に食べにくさ、味覚の異常などが改善したそうです。ストレスを避けることも大切です。


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