脱毛、薄毛の原因
男性型脱毛症(AGA)の原因は遺伝やストレス、老化、男性ホルモンのジヒドロテストステロンなどが考えられています。タイプは額から前頭部にかけてM字型に毛が後退していくM型と、頭頂部から円型に脱毛していていくO型の2つがあります。
いずれのタイプでも毛周期(毛髪の成長期・退行期・休止期)のサイクルを繰り返すうちに、その周期がしだいに短くなり毛が十分な硬さや太さまで成長できなくなります。
その結果、本数は変わらないのに毛が細いせいで、薄くなったように見えるのです。毛周期が短くなったことで脱毛も早くなり、やがて毛母細胞や毛乳頭が消滅して毛が生えなくなります。
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脱毛、薄毛の原因は幾つかあります。
1)活性型男性ホルモンのジヒドロテストステロンが頭髪を作る毛母細胞を傷つけて脱毛、薄毛を起こします。ジヒドロテストステロンは酵素の5αリダクターゼが男性ホルモンのテストステロンに水素を結合させて作りますので、5αリダクターゼが原因ともいえます。
2)汗やホコリで毛穴がつまると毛母細胞に栄養を送る毛細血管の血行が悪くなり、頭髪の発育に影響します。
3)ストレスや自立神経失調症などが原因とされている円形脱毛症がありますが、この場合はお医者さんに相談した方が良いです。
発毛、育毛の対策
発毛、育毛の対策としては頭皮の血行促進と栄養補給、活性型男性ホルモンのジヒドロテストステロンの抑制などです。
発毛、育毛に効果効能があるサプリメント
サプリメント選びのワンポイント・アドバイス
- イソフラボン(大豆イソフラボン)とカプサイシンを同時に摂取すると育毛に大きな効果があることを、名古屋市立大医学研究科の岡嶋研二教授、原田直明講師らのグループが実証しました。岡嶋教授は「一日に、小さじ二杯の唐辛子と半丁の豆腐を食べると効果が出る」としています。
- 髪の毛のもととなる毛母細胞は、ペプチド「IGF-1」によって分裂・増殖が盛んになる。岡嶋教授らは、カプサイシンとイソフラボンが、毛根の中のIGF-1を増加させる働きを持つことを、マウスを使った実験で突き止めました。
- 実際に薄毛や円形脱毛症の人31人に5ヶ月間、一日カプサイシン6ミリグラム、イソフラボン75ミリグラムを摂取してもらったところ、20人に育毛効果が認められた。実験とは別に12歳の重症円形脱毛症の少年が摂取すると、はっきりと効果が表れました。
- イチョウ葉とビタミンEは頭皮の血行を促進します。
- ノコギリヤシは現段階では育毛効果の治験での立証はされていませんが、活性型男性ホルモンのジヒドロテストステロンの抑制効果がありますので、理論的には育毛の可能性はあるといわれてます。
- フィーバーフューの有効成分パルテノリド(パルテノライド)には、男性型脱毛症の進行を抑える働きがあります。
- 髪の発育には多数のビタミン・ミネラルが関係していますので、マルチビタミン・ミネラルを使うことで効率よく摂ることができます。
サプリメント以外での予防改善
常に頭皮を清潔に保ち、マッサージをして血行を促進しましょう。
また髪の毛を長時間強い紫外線にさらしたり、帽子やヘルメットを長時間かぶってると髪の成長に影響しますので注意が必要です。
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