カンカの効果効能
カンカは正式には「管花肉ジュヨウ」(カンカニクジュヨウ)といい、紅柳(タマリクス)の根部に寄生する植物で、漢方調剤用の医薬品肉ジュヨウと同じく、ハマウツボ科肉ジュヨウ属に属します。
中国の新彊ウイグル自治区タクラマカン砂漠やパキスタンに分布し、「砂漠の高麗人参」と呼ばれ、強壮・強精作用、免疫増強作用、アンチエイジング作用などが知られており、インポテンツ、不妊症、アルツハイマー病などの治療に用いられてきました。収穫期は、春と秋の2回で、寄生している紅柳(タマリクス)を傷つけず、カンカだけを砂中から採取します。
カンカは「アクテオシド」「エキナコシド」と呼ばれる有効成分を含んでいて、新たに「カンカノシド」と呼ばれる有効成分が、最近の研究で発見されています。
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「アクテオシド」「エキナコシド」「カンカノシド」の効果効能
カンカが含有する新規有効成分「カンカノシド」に、抗酸化作用や血管拡張作用があることが、国立京都国際会館で開かれた「第25回天然物化学国際会議」で報告されています。
新規成分のカンカノシドと、既知成分のアクテオシド、エキナコシドには、実験で活性酸素の消去作用が確認されました。さらにカンカノシドは、特徴のある血管拡張作用を有することも明らかにされました。
これまでの研究から、カンカは少なくともカンカノシド、アクテオシド、エキナコシドなどの3成分以上の相乗効果による強い抗酸化作用を示し、老化に伴う様々な活性酸素障害の改善が期待されるそうです(アンチエイジング)。
カンカ有効成分のアクテオシドの抗酸化力は赤ワインのポリフェノールの15倍、ビタミンCの5倍とも言われています。
またカンカノシドの血管拡張作用は、高血圧症への有効性を示すと共に、精力減退に対して血圧を上昇さずに、強い滋養強壮作用を示す有効成分と考えられています。
改善が期待できる症状
カンカの有効成分
アクテオシド エキナコシド カンカノシド
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カンカの飲み方
原産地では生のカンカを調理したり、お酒に漬けたり、お茶にして飲んだりしていますので、食事と一緒にまたは食後に服用して良いと思われます。特に副作用の報告はありませんが、摂取量はラベルに記載された容量を守ってください。