-メラトニン-


メラトニン

メラトニンの効果効能

メラとニンは脳内伝達物質のセロトニンから作られ、脳の松果体と呼ばれる松かさに、似た器官から、放出されるホルモンです。夜だけ放出されるホルモンのため、「暗闇のホルモン」とも呼ばれています。

メラトニンの働きは、性ホルモンや成長ホルモンなどの、重要なホルモンの放出タイミングを調整することです。このため季節性気分障害による不眠症や、海外旅行による時差ぼけの改善に効果があります。

またメラトニンには抗酸化作用があるので、抗がん作用を持っています。


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メラトニンによる不眠症や時差ぼけの改善

夜、暗くなるとメラトニンが松果体から放出されると、体温が下がり眠りにつきます。人が朝起きて、夜になると眠りにつくなどの、1日のリズムをコントロールする「体内時計」の役割をメラトニンが行っています。

日照時間の短い冬場だけ気分がすぐれず、不眠症などになる季節性気分障害や時差ぼけの原因は、松果体からのメラトニンが放出されるタイミングのずれによるものと考えられます。

このようにメラトニンは不眠症に有効に働き、治験などでもメラトニの効果は立証されています。しかしメラトニンが不眠症に有効なのは、メラトニンの放出が不十分で、メラトニンが不足している人にかぎられます。これ以外の原因で不眠症になっている人は、メラトニンを摂っても不眠症は改善されません。高齢者の方などはメラトニン不足によって不眠症なる方が多いので、メラトニンの服用は有効です。

時差ぼけもメラトニンが放出されるタイミングのずれが原因ですので、時差ぼけ解消には、メラトニン摂取が有効です。これに対する治験が行われ、時差ぼけを治すには、就寝前に5mgのメラトニン摂取が、有効であることが判っています。

メラトニンの抗がん作用

メラトニンは抗酸化物質ですので抗がん作用があります。特に乳がんや前立腺がんなどの性ホルモンに関係するがんに予防効果があることが判っています。

抗がん治療薬のインターロイキン2(IL-2)やインターフェロンを単独で使用した場合、効果がでないことが多いですが、メラトニンを併用することで、抗がん治療薬が有効に働くことが治験で証明されています。

イタリアで進行性のがん患者を対象に、インターロイキン2(IL-2)の単独使用と、インターロイキン2(IL-2)とメラトニンの併用との治験が行われました。

結果はインターロイキン2(IL-2)を単独で使用するより、併用する方が良い結果がでています。

また末期がん患者にも、インターロイキン2(IL-2)の単独使用と、インターロイキン2(IL-2)とメラトニンの併用との治験が行われました。

1年後の生存率で比べた結果はやはり、インターロイキン2(IL-2)を単独で使用より、併用する方が生存率は良かったです。

メラトニンの合成の仕組み

メラトニンは脳内伝達物質のセロトニンから作られます。セロトニンはアミノ酸のトリプトファンから作られます。うつ病の方でセロトニン不足が原因の方は、不眠症にもなります。

またビタミンB12がメラトニンの放出を促進しますので、メラトニンレベルの低くなった高齢者の方などは、1日1.5mgのビタミンB12を摂取することで、不眠症が改善されます。

メラトニンで改善が期待できる症状

不眠症 がん


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メラトニンの飲み方

不眠症や時差ぼけの場合は、就寝前に3mgで十分と考えられています。0.1~0.3mgぐらいでも効果があらわれる場合もあります。

抗がん治療を目的の場合は、これ以上の用量が使用されています。


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