-ビタミンD-


ビタミンD

ビタミンDの効果効能

ビタミンDは日光浴をすると、皮膚の組織で生成されるため、「サンシャインビタミン」と呼ばれています。ビタミンDの主な働きは、歯や骨の健康維持で、カルシウムの腸からの吸収や血液中での運搬を促進して、骨や歯に吸着させる作用があります。また最近ではビタミンDには、免疫力を高めがんの予防や抗菌効果があることが解明されています。


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ビタミンDは骨を強くする

ビタミンDは腸からカルシウムが効率良く吸収されるのを促進させ、さらに血液中のカルシウムを骨や歯に運搬して、沈着も促進させます。

カルシウムは重要なミネラルですので、腎臓で尿中に出ても、不足している時は、尿細管で再吸収されます。この時、再吸収を促進させるのもビタミンDなのです。

ビタミンDは体のカルシウム濃度を調整する

体内のカルシウムの99%は、骨や歯などに蓄積されますが、残りの1%は血液や細胞内に存在して、細胞への情報伝達に使われます。もし体液のカルシウム濃度に、過不足が起こりますと、体内は混乱して、生命の危険さえも生じさせます。

このため体は骨からカルシウムを、取り出したり沈着させたりして、カルシウム濃度を調節します。このカルシウム濃度の調節役を、ビタミンDが行うのです。

ビタミンDは「サンシャインビタミン」

ビタミンDが「サンシャインビタミン」と呼ばれているのは、人が日光を浴びると皮膚で、ビタミンDが作られる特徴がらるからです。

これは皮膚に存在するビタミンDの前駆体(ビタミンDになる前の物質で、エルゴカルシフェロールD2とコレカルシフェロールD3)が紫外線により活性型ビタミンDに変化するからです。

ビタミンDはがんを予防する

ビタミンDの働きが、骨の強化であることは、昔から知られていて、これ以外にビタミンDには、これと言った特徴がありませんでしたが、最近の研究からがん予防に、有効であることが判りました。

これはビタミンDを適度に摂っている人が、がんになりにくい事が、経験的に知られていたので、これを化学的に証明しようとして、多くの科学者が治験を行いました。

治験の結果は、ビタミンDの血液中の濃度が高ければ高いほど、がんを抑制する効果が高いことが、証明されました。

ビタミンDのがん予防効果を利用して、新しい抗がん剤が開発されました。その1つに「活性型ビタミンD」に似た抗がん剤EB1089です。「活性型ビタミンD」が、がんを予防する仕組みは、ビタミンDが細胞内に入り、DNAに作用することにより、がん増殖を抑えると考えられています。

ビタミンDの免疫力強化

結核は抗生物質が、発見される前までは、日光浴が唯一の治療法でした。これは日光浴によってビタミンDがつくられますが、このビタミンDが病原体を殺す、「カテリジン」と呼ばれるタンパク質を合成するからです。

ビタミンDの免疫力強化に関する研究は、アメリカのカルフォルニア大学で行われました。この研究によってビタミンDが、免疫力を高めるタンパク質「カテジン」を作ることが解明せれたのです。

改善が期待できる症状

がん 骨粗しょう症

ビタミンDを含む食品

キノコ類 カツオ イワシ サンマ レバー


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ビタミンDの飲み方

1日5マイクログラムを食後に服用してください。上限は50マイクログラムです。脂溶性なので油分と一緒に、またマルチビタミンミネラルを併用すると効果的です。ただビタミンDを研究している科学者は、1日5マイクログラムでは、少なすぎて健康を維持するなら、1日25マイクログラム摂取することを、主張しています。

がん予防の治験の時の最高摂取量は、50マイクログラムでした。

チアジド系利尿薬を服用している方は、ビタミンDを併用するとカルシウムの再吸収を促進して、「高カルシウム血症」になる恐れがあるので、使用は避けてください。

フェノバルビタールやバルプロ酸、フェニトイン、コルチコステロイド、シメチジン、ヘパリン、イソニアジド、リファンピシンなどを服用している人は、ビタミンDが不足しやすいので、積極的に摂取してください。


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